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2型糖尿病とは?症状・原因・診断・治療を分かりやすく解説

[2025.06.29]

2型糖尿病は、日本の成人の約6人に1人がかかっているとされる身近な病気です。多くの場合、生活習慣の乱れが原因で発症し、初期段階では自覚症状がほとんどありません。しかし、気づかないうちに病状が進行し、やがて心筋梗塞や脳卒中、失明、腎不全といった重篤な合併症を引き起こす「サイレントキラー」とも呼ばれています。2型糖尿病を正しく理解し、適切な対策を講じることが、健康な未来のために非常に重要です。この記事では、2型糖尿病の原因、症状、診断、治療法、合併症リスク、そして予防法について詳しく解説します。

2型糖尿病とは?その定義と特徴

2型糖尿病は、血糖値(血液中のブドウ糖の濃度)が慢性的に高くなる病気です。食事から摂取したブドウ糖は、エネルギーとして利用されたり、グリコーゲンや脂肪として体内に蓄えられたりします。このブドウ糖の利用や貯蔵を助ける働きをするのが、膵臓から分泌されるインスリンというホルモンです。

2型糖尿病では、このインスリンの働きが悪くなる(インスリン抵抗性)か、インスリンの分泌量が足りなくなる(インスリン分泌不全)ことで、血糖値が高くなります。遺伝的な要因に加えて、主に過食、運動不足、肥満(特に内臓脂肪型肥満)、ストレスといった生活習慣が深く関わって発症することが多いため、「生活習慣病」の一つと位置づけられています。

特徴としては、比較的ゆっくりと進行することが多く、中高年以降に診断されるケースが一般的ですが、食生活や運動習慣の変化により若い世代でも増えています。適切な治療や生活習慣の改善によって、血糖値をコントロールし、健康な人と変わらない生活を送ることが可能です。しかし、放置すると全身の血管や神経がダメージを受け、さまざまな合併症を引き起こすリスクが高まります。

1型糖尿病との違い

糖尿病は、大きく分けて1型と2型、そして妊娠糖尿病やその他の特定の原因によるものがあります。2型糖尿病が生活習慣や遺伝的要因が主に関わるのに対し、1型糖尿病は原因や特徴が異なります。

1型糖尿病は、膵臓のβ細胞(インスリンを分泌する細胞)が自己免疫の異常などによって破壊され、インスリンがほとんど分泌されなくなる病気です。多くは子どもや若い世代で突然発症し、生命維持のためにインスリン注射が必須となります。

一方、2型糖尿病はインスリンの分泌が全くなくなるわけではなく、働きが悪くなったり分泌が不足したりする病気です。発症には生活習慣が大きく関わることが多く、インスリン注射が必要となる場合もありますが、多くは食事療法や運動療法、内服薬で治療を行います。

両者の主な違いを以下の表にまとめました。

項目 1型糖尿病 2型糖尿病
主な原因 自己免疫の異常などによるインスリン産生細胞の破壊 インスリン抵抗性、インスリン分泌不全、生活習慣
発症時期 小児期・思春期に多いが、成人でも発症しうる 中高年以降に多いが、若年化が進んでいる
インスリン ほとんど分泌されない 分泌されるが、働きが悪かったり不足したりする
主な治療 インスリン注射が必須 食事・運動療法、内服薬、注射薬(インスリン含む)
進行 急激に発症・進行することが多い ゆっくりと進行することが多い

2型糖尿病の原因とリスク要因

2型糖尿病の発症は、一つの原因だけでなく、複数の要因が複雑に絡み合って起こります。主に、体質(遺伝的要因)と生活習慣が大きく影響します。

主な発症メカニズム(インスリン抵抗性、分泌不全)

2型糖尿病の最も基本的なメカニズムは、インスリン抵抗性インスリン分泌不全です。

  • インスリン抵抗性: インスリンは、血液中のブドウ糖を細胞に取り込ませ、血糖値を下げる働きをします。しかし、インスリン抵抗性があると、細胞がインスリンの信号を受け取りにくくなり、インスリンが十分に働けなくなります。これにより、血液中にブドウ糖が残りやすくなり、血糖値が上昇します。肥満(特に内臓脂肪)、運動不足、ストレスなどがインスリン抵抗性を高める要因となります。
  • インスリン分泌不全: インスリン抵抗性があると、体は血糖値を下げようとして膵臓からインスリンをより多く分泌しようとします。しかし、長期間にわたりインスリンを過剰に分泌し続けると、膵臓のβ細胞が疲弊し、やがてインスリンを十分に分泌できなくなります。これがインスリン分泌不全です。インスリン抵抗性と分泌不全の両方が存在することが、2型糖尿病の典型的な状態です。

生活習慣(食生活、運動不足、肥満)

生活習慣は、2型糖尿病の発症に極めて大きな影響を与えます。

  • 食生活:
    • 過食・高カロリー食: 必要以上にカロリーを摂取すると、体脂肪が増え、インスリン抵抗性が高まります。
    • 糖質の摂りすぎ: 特に清涼飲料水や菓子類、加工食品に含まれる砂糖などの単純糖質や、精製された穀物(白米、パンなど)の過剰摂取は、食後の急激な血糖上昇を招き、膵臓に負担をかけます。
    • 脂質の摂りすぎ: 動物性脂肪や加工食品に含まれる飽和脂肪酸やトランス脂肪酸の過剰摂取は、インスリン抵抗性を悪化させることがあります。
    • 不規則な食事: 朝食抜きや夜遅い食事、まとめ食いなども血糖コントロールを乱す要因となります。
  • 運動不足: 運動量が少ないと、ブドウ糖が筋肉でエネルギーとして利用されにくくなり、インスリン抵抗性が高まります。また、消費カロリーが少なくなるため、体重増加や肥満につながりやすくなります。
  • 肥満: 特に内臓脂肪の蓄積は、脂肪細胞から分泌される生理活性物質(アディポカイン)のバランスを崩し、インスリンの働きを妨げるため、インスリン抵抗性の最大の原因の一つとなります。腹囲が大きいメタボリックシンドロームの状態は、2型糖尿病のリスクを大幅に高めます。

その他の要因(遺伝、年齢など)

生活習慣以外にも、2型糖尿病の発症に関わる要因があります。

  • 遺伝: 血縁者に2型糖尿病の人がいる場合、そうでない人に比べて発症リスクが高まります。これは、インスリンの分泌能力やインスリン抵抗性に関する体質が遺伝する可能性があるためです。ただし、遺伝だけで発症するわけではなく、生活習慣が引き金となることがほとんどです。
  • 年齢: 加齢とともにインスリンの分泌能力が低下したり、インスリン抵抗性が高まったりするため、年齢を重ねるごとに2型糖尿病の発症リスクは上昇します。
  • ストレス: 慢性的なストレスは、血糖値を上げるホルモン(コルチゾールなど)の分泌を促進したり、生活習慣を乱したりすることで、糖尿病の発症や悪化に関わる可能性があります。
  • 特定の薬剤: ステロイド薬など、一部の薬剤は血糖値を上昇させる副作用を持つことがあります。
  • その他の疾患: 膵臓の病気や内分泌系の病気など、他の病気が原因で糖尿病になる場合もあります。

これらの要因が複数組み合わさることで、2型糖尿病の発症リスクが高まります。特に、遺伝的な体質に加えて、不健康な生活習慣が重なると、発症する可能性はより高くなります。

2型糖尿病の主な症状

2型糖尿病は「サイレントキラー」と呼ばれるように、初期や軽症の段階では自覚症状がほとんどないことが少なくありません。しかし、血糖値が高く維持される状態が続くと、様々な症状が現れるようになります。

初期・軽症時のサイン

血糖値がやや高い程度の初期段階では、気づきにくい微細な変化が現れることがあります。

  • 疲れやすさ、全身の倦怠感: 摂取したブドウ糖がうまくエネルギーとして利用されないため、体がだるく感じることがあります。
  • のどの渇き、口の渇き: 高くなった血糖値を薄めようと体内の水分が血液中に移動し、脱水気味になるため、のどが渇きやすくなります。
  • 尿の量の増加、頻尿: のどの渇きから水分摂取が増えることや、高くなった血糖値を尿と一緒に排出しようとする体の働きにより、尿の回数や量が増えます。
  • 体重減少: ブドウ糖がエネルギーとして利用されず、尿中に排泄されてしまうため、たくさん食べているのに体重が減ることがあります。
  • 空腹感: ブドウ糖が細胞にうまく取り込まれないため、脳がエネルギー不足と判断し、空腹を感じやすくなることがあります。
  • 手足のしびれ感やぴりぴり感: 高血糖による神経障害の初期症状として現れることがあります。
  • 傷が治りにくい、化膿しやすい: 免疫機能が低下し、傷の修復能力が落ちることがあります。
  • 皮膚のかゆみ: 乾燥や真菌感染などが起こりやすくなるためです。

これらの症状は、糖尿病以外の原因でも起こりうるため、見過ごされがちです。「少し疲れているだけ」「年のせいかな」などと思ってしまい、受診が遅れることがあります。

進行した際の症状

血糖値がさらに高くなり、病状が進行すると、よりはっきりとした症状が現れます。

  • 視力の低下、目がかすむ: 高血糖により目のピント調節機能が低下したり、糖尿病網膜症が進行したりすることで視力が低下します。
  • 足の痛み、しびれ、感覚の鈍化: 糖尿病神経障害が進行し、特に足先に強い症状が出やすくなります。感覚が鈍くなることで、傷や火傷に気づきにくくなり、重症化するリスクが高まります。
  • むくみ: 糖尿病腎症により腎臓の機能が低下し、体内の水分や塩分をうまく排出できなくなることで、顔や手足にむくみが出ます。
  • 勃起障害(ED): 高血糖による神経や血管の障害が原因で起こることがあります。
  • 立ちくらみ、便秘・下痢、発汗異常: 自律神経が障害されることで、全身の様々な機能に異常が現れます。
  • 足の潰瘍や壊疽: 血行障害や神経障害により、小さな傷から感染が広がり、皮膚が壊死(壊疽)してしまうことがあります。最悪の場合、足の切断が必要になります。

これらの症状が現れた時には、糖尿病がかなり進行している可能性があります。すぐに医療機関を受診することが重要です。

自覚症状のない場合(サイレントキラー)

2型糖尿病の最も怖い特徴の一つは、多くの人が症状がないまま病状が進行することです。健康診断で初めて血糖値異常を指摘されて気づく、あるいは合併症が進んでから初めて診断されるケースも少なくありません。

自覚症状がない間も、体の中では高血糖によって血管や神経が少しずつダメージを受けています。特に、細い血管が多い目や腎臓、神経は影響を受けやすく、サイレントキラーの名の通り、気づかぬうちに合併症が進行し、ある日突然、視力低下、腎機能障害、神経障害といった深刻な問題として現れることがあります。

そのため、「症状がないから大丈夫」と油断せず、定期的な健康診断で血糖値をチェックすることが、2型糖尿病の早期発見には非常に重要です。

2型糖尿病の診断方法

2型糖尿病の診断は、主に血液検査で血糖値やHbA1c(ヘモグロビン・エーワンシー)といった値を測定することによって行われます。これらの値が、日本糖尿病学会が定める診断基準を満たす場合に糖尿病と診断されます。

血糖値とHbA1cによる検査

糖尿病の診断に用いられる主な検査項目とその基準値は以下の通りです。

  • 空腹時血糖値: 10時間以上食事を摂らない状態で測定した血糖値です。
    126mg/dL以上の場合、糖尿病型と判定されます。
  • 随時血糖値: 食事の時間に関係なく測定した血糖値です。
    200mg/dL以上の場合、糖尿病型と判定されます。
  • 75g経口ブドウ糖負荷試験(75gOGTT): 空腹時にブドウ糖75gを含む液体を飲み、その後30分、60分、120分後に血糖値を測定する検査です。食後の血糖値の上がり方やインスリンの分泌能力を詳しく調べることができます。
    負荷後2時間値が200mg/dL以上の場合、糖尿病型と判定されます。
  • HbA1c (ヘモグロビン・エーワンシー): 過去1~2ヶ月間の血糖値の平均的な状態を反映する検査値です。赤血球中のヘモグロビンにブドウ糖が結合したもので、血糖値が高いほどHbA1cの値も高くなります。
    6.5%以上の場合、糖尿病型と判定されます。

診断は、これらの検査結果を組み合わせて行われます。通常は、空腹時血糖値、随時血糖値、または75gOGTTのいずれかが「糖尿病型」を示し、かつHbA1cが「糖尿病型」である場合に糖尿病と診断されます。ただし、HbA1cのみが糖尿病型を示す場合や、血糖値のみが糖尿病型を示す場合など、状況に応じて診断のフローは異なります。

重要なポイント:

  • HbA1cは過去の平均的な血糖状態を示すため、採血直前に食事をしても値は大きく変動しません。しかし、血糖値は食事や運動などによって大きく変動するため、検査前の飲食や運動に注意が必要です。
  • 診断時には、上記の基準を満たすかどうかだけでなく、糖尿病特有の症状(のどの渇き、体重減少など)があるかどうかも考慮されます。

その他の診断基準

上記の主要な検査に加えて、病状を詳しく把握したり、他の病気と鑑別したりするために、他の検査が行われることもあります。

  • 尿糖検査: 尿中に糖が出ているかどうかを調べる検査です。血糖値がある程度高くなると、腎臓でブドウ糖を再吸収しきれなくなり、尿中に糖が出始めます。尿糖が出ていることは高血糖を示唆しますが、尿糖が出ていなくても糖尿病ではないとは限りません。
  • 尿中アルブミン検査: 糖尿病腎症の早期発見のために重要な検査です。腎臓の障害が進むと、本来尿中にほとんど出てこないタンパク質(アルブミン)が漏れ出すようになります。
  • Cペプチド: インスリンが膵臓で作られる際に同時に生成される物質で、体内でどのくらいインスリンが作られているかの目安になります。1型糖尿病と2型糖尿病の鑑別や、2型糖尿病におけるインスリン分泌能力の評価に役立ちます。
  • 抗GAD抗体、抗IA-2抗体など: 1型糖尿病の原因となる自己抗体の検査です。これらの抗体が陽性の場合は、自己免疫性の1型糖尿病である可能性が高くなります。

正確な診断と病状の評価のためには、医師の判断に基づき、これらの検査が組み合わせて行われます。健康診断で血糖値やHbA1cの異常を指摘された場合は、必ず医療機関を受診し、詳しい検査を受けることが大切です。

2型糖尿病の治療法と管理

2型糖尿病の治療の目的は、血糖値を良好にコントロールし、糖尿病によって起こる合併症の発症や進行を防ぎ、健康な人と変わらない生活を長く続けることです。治療の中心となるのは、食事療法と運動療法であり、これらで血糖コントロールが不十分な場合に薬物療法が加わります。

治療の柱:食事療法と運動療法

食事療法と運動療法は、2型糖尿病治療の最も基本的な、そして最も重要な柱です。これらは薬物療法効果を最大限に引き出すためにも不可欠です。

  • 食事療法:
    • 適切なエネルギー量: 個々の年齢、性別、活動量、体格(BMI)に応じた適正なエネルギー摂取量を守ることが重要です。医師や管理栄養士の指導のもと、無理のない範囲で設定します。
    • 栄養バランス: 炭水化物、タンパク質、脂質のバランスを適切に保ちます。特に炭水化物は血糖値に大きく影響するため、量だけでなく質(食物繊維の多いものを選ぶなど)も重要です。
    • 食べる順番: 野菜やきのこ類、海藻類など食物繊維の多い食品から先に食べると、食後の血糖値の急上昇を抑える効果が期待できます(ベジタブルファースト)。
    • ゆっくりよく噛んで食べる: 満腹感を得やすくなり、過食を防ぐ効果があります。
    • 間食や夜食の制限: 食事と食事の間隔を空けることが血糖コントロールには有効です。特に寝る前の食事は避けるようにします。
    • 食品選びの工夫: 甘い飲み物や菓子類、脂っこい食事、加工食品などを避け、主食は精製度の低いもの(玄米、全粒粉パンなど)を選ぶと良いでしょう。
  • 運動療法:
    • 有酸素運動: ウォーキング、ジョギング、水泳、サイクリングなど、酸素を使いながら比較的軽い負荷をかける運動は、血糖値を下げる効果があり、インスリンの働き(インスリン抵抗性)を改善します。1回20~60分を、週に3~5日行うのが目安です。食後1~2時間後に行うと、食後の高血糖を抑えるのに効果的です。
    • レジスタンス運動(筋力トレーニング): スクワットや腕立て伏せなど、筋肉に負荷をかける運動は、筋肉量を増やし、ブドウ糖の取り込みを促進する効果があります。週2~3回行うのが目安です。
    • 継続すること: 運動の効果は継続することで得られます。無理なく続けられる運動を見つけることが重要です。
    • 運動前の注意: 高血糖や低血糖の可能性がある場合、合併症がある場合などは、運動の内容や強度について必ず医師に相談してから行いましょう。

薬物療法(内服薬、注射薬)

食事療法と運動療法を適切に行っても目標とする血糖値に達しない場合や、診断時に既に血糖値が非常に高い場合などには、薬物療法が開始されます。2型糖尿病に使用される薬には、様々な種類があり、患者さんの病状や体の状態に合わせて医師が選択します。

  • 内服薬:
    • スルホニル尿素(SU)薬: 膵臓に働きかけ、インスリンの分泌を促進します。
    • 速効型インスリン分泌促進薬: 食事によって血糖値が上昇した際に、素早くインスリン分泌を促進します。
    • ビグアナイド薬: 肝臓からのブドウ糖放出を抑えたり、インスリン抵抗性を改善したりします。体重増加を招きにくいという特徴があります。
    • チアゾリジン薬: 筋肉や脂肪細胞でのインスリン抵抗性を改善し、インスリンの働きを良くします。
    • DPP-4阻害薬: インスリンの分泌を促すホルモン(GLP-1など)を分解する酵素を抑え、食後のインスリン分泌を促進します。比較的低血糖を起こしにくいとされています。
    • SGLT2阻害薬: 腎臓でのブドウ糖の再吸収を抑え、尿と一緒にブドウ糖を体外に排出することで血糖値を下げます。体重減少や心血管疾患、腎臓病の抑制効果も期待されています。
    • α-グルコシダーゼ阻害薬: 食物に含まれる糖質の分解・吸収を遅らせ、食後の急激な血糖上昇を抑えます。
  • 注射薬:
    • GLP-1受容体作動薬: 血糖値が高い時だけインスリン分泌を促したり、胃腸の動きを緩やかにして食後の血糖上昇を抑えたりします。注射薬ですが、インスリンではありません。体重減少効果が期待できる種類もあります。
    • インスリン療法: 膵臓からのインスリン分泌が著しく不足している場合などに、体外からインスリンを補う治療法です。自己注射で、必要量を皮下注射します。様々な種類のインスリン製剤(超速効型、速効型、中間型、持効型、混合型など)があり、病状に合わせて使い分けられます。

薬物療法は、食事療法・運動療法を補うものであり、これらを怠って薬だけに頼る治療は効果が限定的になってしまいます。必ず専門医の指示に従って、正しく服用・使用することが重要です。

血糖コントロールの重要性

血糖コントロールとは、血糖値をできるだけ正常値に近い範囲に維持することです。この血糖コントロールが、糖尿病の合併症を防ぐ上で最も重要になります。特に、HbA1cを目標値(合併症予防のためには通常7.0%未満、年齢や合併症の状況により個別の目標値が設定されます)に保つことが目指されます。

血糖コントロールのためには、治療法(食事療法、運動療法、薬物療法)をきちんと継続することに加え、自己血糖測定(SMBG)持続血糖測定(CGM)などを用いて、自分の血糖値の状態を把握することも有効です。自分の血糖値の変動パターンを知ることで、食事や運動、薬の効果を理解し、より適切な自己管理が可能になります。

良好な血糖コントロールを維持することは、目や腎臓、神経といった細小血管合併症だけでなく、心筋梗塞や脳卒中などの大血管合併症のリスクも低減させます。治療は長期にわたるため、医師や看護師、管理栄養士などの医療スタッフと協力しながら、自分に合った方法で継続していくことが大切です。

2型糖尿病は治る? 完治・寛解・逆転の可能性

「2型糖尿病は一度かかったら一生治らない」というイメージを持っている方も多いかもしれません。医学的な「完治」の定義から見ると、確かに完全に元の状態に戻ることは難しい病気です。しかし、治療や生活習慣の改善によって、病状を良好に保ち、薬なしで血糖値をコントロールできる状態、つまり「寛解」を目指すことは十分に可能です。

「完治」の定義と2型糖尿病

医学における「完治」とは、病気の原因が完全に取り除かれ、病気が完全に消失し、再び発症する可能性が極めて低い状態を指すことが多いです。例えば、急性感染症が原因菌の排除によって治癒する場合などがこれにあたります。

2型糖尿病の場合、発症の背景には遺伝的な体質や長年の生活習慣によるインスリン抵抗性や分泌不全といった根本的な体の変化があります。これらの変化を完全に元に戻すことは、現在の医療では困難です。そのため、一般的な意味での「完治」は難しいと考えられています。

「寛解」とは何か?

一方、2型糖尿病における「寛解(かんかい)」とは、治療によって血糖値が正常に近いレベルまで改善し、その状態を薬物療法なしで一定期間維持できている状態を指します。日本糖尿病学会の定義では、以下の基準を満たし、かつ薬物療法を必要としない状態が一定期間(例えば、HbA1c 6.5%未満を3ヶ月以上継続)続いた場合などに寛解とみなされます。

  • HbA1cが6.0%未満
  • 空腹時血糖値が100mg/dL未満
  • 75gOGTT負荷後2時間値が140mg/dL未満

寛解は、糖尿病が「治った」わけではなく、血糖コントロールが良好な状態が維持できていることを意味します。病気そのものがなくなったわけではないため、再び血糖値が悪化して糖尿病の状態に戻る(再燃する)可能性は常にあります。そのため、寛解を維持するためには、その後も健康的な生活習慣を継続することが非常に重要です。

寛解を目指すための方法

2型糖尿病の寛解は、特に発症して間もない方や、肥満があり体重を大きく減量できた方などで可能性が高まります。寛解を目指すための主な方法は以下の通りです。

  • 積極的な食事療法と運動療法: これらが最も重要な要素です。特に、肥満のある方が体重を減量することは、インスリン抵抗性を改善し、インスリンの働きを良くするために非常に効果的です。
  • 減量: 体重の5~10%の減量でも、血糖コントロールが大きく改善することがあります。肥満手術(外科的な減量手術)は、重度の肥満を伴う2型糖尿病の方で、薬物療法でも改善しない場合に検討されることがあり、劇的な血糖改善をもたらし、寛解に至る可能性が高いとされています。
  • 早期の治療開始: 診断後できるだけ早く、適切な治療を開始することが、膵臓のβ細胞の疲弊を防ぎ、インスリン分泌能力を維持する上で重要です。
  • 徹底した血糖コントロール: 治療開始初期に集中的に血糖値を正常に近い状態に戻すこと(早期の厳格な血糖コントロール)が、その後の膵臓の機能回復や寛解維持につながるという研究結果も報告されています。

寛解に至ったとしても、定期的な検査を受けて血糖値の状態をチェックし続けることが必要です。もし再び血糖値が悪化してきた場合は、速やかに治療を再開する必要があります。2型糖尿病は「管理する病気」であり、寛解は良好な管理状態の一つと言えます。継続的な努力によって、健康な生活を維持することが目指されます。

2型糖尿病の合併症と重症化リスク

2型糖尿病の最も深刻な問題は、高血糖の状態が長く続くことによって、全身の血管や神経が障害され、様々な合併症を引き起こすことです。これらの合併症は、QOL(生活の質)を著しく低下させたり、生命に関わったりする重篤なものも含まれます。

なぜ合併症が起こるのか?

高血糖が血管や神経にダメージを与える主なメカニズムはいくつかあります。

  • 糖化: 血液中のブドウ糖が、体内のタンパク質や脂質と結合し、AGEs(終末糖化産物)と呼ばれる有害物質を生成します。AGEsは血管壁に蓄積し、血管を硬くもろくしたり、炎症を引き起こしたりします。
  • 酸化ストレス: 高血糖は体内で活性酸素の産生を増やし、細胞や組織を傷つけます。
  • ポリオール経路の亢進: 高血糖によって、ブドウ糖がソルビトールという物質に変換され、細胞内に蓄積します。特に神経細胞や目のレンズなどに蓄積しやすく、細胞の機能障害を引き起こします。
  • 血液循環の悪化: 血管がダメージを受けると、血流が悪くなり、酸素や栄養が全身に行き渡りにくくなります。

これらのメカニズムによって、全身のありとあらゆる場所にある血管(特に細い血管)や神経が障害され、様々な臓器に影響が及びます。

糖尿病の三大合併症

糖尿病の合併症の中でも、特に頻度が高く、QOLに大きな影響を与えるものが「三大合併症」と呼ばれています。これらは主に細い血管(細小血管)の障害によって引き起こされます。

糖尿病神経障害

糖尿病神経障害は、高血糖によって末梢神経が障害される合併症です。最も早く現れやすい合併症の一つです。

  • 症状:
    • 手足のしびれ、痛み、感覚異常: 特に足先や手の指先から始まり、左右対称に現れることが多いです。「ピリピリ、チクチクする」「焼けるような痛み」「砂利の上を歩いているような感覚」などと表現されることがあります。
    • 感覚の鈍化: 温度や痛みの感覚が鈍くなるため、怪我や火傷に気づきにくくなり、足病変(潰瘍、壊疽)のリスクが高まります。
    • 自律神経障害: 全身の様々な臓器をコントロールしている自律神経が障害されると、立ちくらみ、便秘や下痢、胃もたれ、発汗異常(汗をかきすぎる、あるいは全くかかない)、勃起障害(ED)、排尿障害など、多様な症状が現れます。
  • 予防・対策: 良好な血糖コントロールが最も重要です。足のケア(毎日足を見て傷がないか確認する、清潔に保つ、保湿するなど)も足病変予防のために欠かせません。症状がある場合は、痛み止めや神経の働きを改善する薬が処方されることがあります。

糖尿病網膜症

糖尿病網膜症は、高血糖によって目の奥にある網膜の血管が障害される合併症です。進行すると失明に至る可能性のある、日本の成人における失明原因の第2位です。

  • 症状: 初期段階では自覚症状がほとんどありません。病状が進行すると、視力低下、物が歪んで見える、視野の中に黒い点や糸くずのようなものが見える(飛蚊症)、急激な視力低下(硝子体出血など)といった症状が現れます。
  • 進行: 網膜の細い血管が詰まったり、破れたりすることで、出血やタンパク質の漏れなどが起こります。さらに進行すると、新しい異常な血管(新生血管)が生えてきて、これが破裂すると大規模な出血や網膜剥離を引き起こし、急激な視力低下や失明につながります。
  • 予防・対策: 良好な血糖コントロール、血圧コントロールが非常に重要です。症状がなくても、定期的に眼底検査を受けることが早期発見のために不可欠です。病状に応じて、レーザー光凝固術や硝子体手術などの治療が行われます。

糖尿病腎症

糖尿病腎症は、高血糖によって腎臓の血管(糸球体)が障害される合併症です。進行すると腎機能が低下し、最終的には人工透析が必要となる可能性のある、日本の成人における人工透析導入原因の第1位です。

  • 症状: 初期段階では自覚症状がほとんどありません。腎臓の機能が低下してくると、尿にタンパク質が漏れ出す(タンパク尿)、むくみ(特に足や顔)、高血圧の悪化、貧血、倦怠感などの症状が現れます。
  • 進行: 腎症は段階を経て進行します。早期には尿中に微量のアルブミンが漏れ出す(微量アルブミン尿)状態から始まり、進行すると明らかなタンパク尿、腎機能の低下(eGFR値の低下)が進み、最終的には末期腎不全となり、人工透析や腎移植が必要になります。
  • 予防・対策: 良好な血糖コントロール、厳格な血圧コントロール(多くの場合は130/80mmHg未満を目指します)、脂質異常症の改善が非常に重要です。定期的な尿中アルブミン検査や血液検査(血清クレアチニン、eGFR)による腎機能評価が早期発見・進行抑制のために不可欠です。病状に応じて、腎臓を保護する作用のある薬剤(ACE阻害薬やARBなど)が使用されます。

その他の重篤な合併症(心血管疾患、脳卒中など)

三大合併症以外にも、糖尿病は全身の様々な臓器に影響を及ぼし、重篤な合併症のリスクを高めます。これらは主に比較的太い血管(大血管)の動脈硬化によって引き起こされます。

  • 心血管疾患: 動脈硬化が心臓の血管に起こることで、狭心症心筋梗塞のリスクが高まります。糖尿病患者さんは、自覚症状が乏しいまま心筋梗塞を起こす(無痛性心筋梗塞)ことがあるため注意が必要です。
  • 脳卒中: 動脈硬化が脳の血管に起こることで、脳梗塞脳出血のリスクが高まります。手足の麻痺、言語障害、意識障害などの後遺症を残す可能性があり、生命にも関わります。
  • 末梢動脈疾患(閉塞性動脈硬化症): 足の血管の動脈硬化が進み、血行が悪くなる病気です。歩行時の足の痛み(間欠性跛行)、足の冷感、しびれなどが現れ、進行すると潰瘍や壊疽(足の壊死)に至り、足の切断が必要になることもあります。
  • 歯周病: 糖尿病患者さんは歯周病にかかりやすく、また歯周病が悪化しやすい傾向があります。歯周病も血糖コントロールを悪化させる要因となるため、相互に悪影響を及ぼします。
  • 感染症: 免疫機能が低下するため、肺炎、尿路感染症、皮膚感染症などの感染症にかかりやすく、また重症化しやすい傾向があります。
  • 認知症: 糖尿病があると、アルツハイマー型認知症や血管性認知症のリスクが高まることが指摘されています。

合併症予防のための対策

重篤な合併症を防ぐためには、何よりも早期発見と早期からの適切な管理が重要です。

  1. 良好な血糖コントロール: HbA1cを目標値に保つことが基本中の基本です。
  2. 血圧コントロール: 適切な降圧治療を行い、目標血圧値を達成・維持します。
  3. 脂質コントロール: 悪玉(LDL)コレステロールなどを目標値に下げます。
  4. 禁煙: 喫煙は動脈硬化を強力に促進するため、必ず禁煙します。
  5. 体重管理: 適正体重を維持します。
  6. 定期的な検査: 血糖値、HbA1c、血圧、脂質などの血液検査に加え、尿検査(尿中アルブミン)、眼底検査、神経障害の検査、足のチェックなどを定期的に受け、合併症の早期発見に努めます。
  7. 足のケア: 毎日足を見て傷がないか確認し、清潔に保ちます。乾燥を防ぎ、靴擦れを防ぐ工夫も大切です。
  8. 口腔ケア: 歯科医と連携し、適切な歯周病治療や予防を行います。

合併症は、一度発症すると完全に元に戻すことが難しい場合が多いです。そのため、「発症させない」「進行させない」という強い意識を持って、日々の自己管理と定期的な医療機関での検査・治療を続けることが何よりも大切です。

2型糖尿病の予防策

2型糖尿病は、遺伝的な体質も関わりますが、多くの場合は生活習慣の改善によって発症リスクを下げたり、発症を遅らせたりすることが可能です。「予防」の考え方は、まだ糖尿病になっていない人はもちろん、既に糖尿病と診断された人が合併症を予防するためにも共通して重要です。

生活習慣の改善でリスク低減

2型糖尿病の予防の最大の鍵は、原因となる生活習慣の改善です。日々の小さな積み重ねが大きな差を生みます。

  • 健康的な食生活の実践:
    • 適正なエネルギー摂取: 自分の活動量に見合った量の食事を摂り、食べ過ぎを防ぎます。腹八分目を心がけましょう。
    • 栄養バランス: 主食、主菜、副菜を揃え、様々な食品から栄養をバランス良く摂ります。
    • 糖質の質と量: 白米やパンなどの精製された糖質を減らし、食物繊維が豊富な玄米、全粒粉パン、野菜、きのこ類、海藻類などを積極的に摂ります。甘い飲み物や菓子類、加工食品の摂取は控えましょう。
    • 脂質の選択: 動物性脂肪や加工食品の脂質を減らし、魚や植物油に含まれる不飽和脂肪酸を適量摂ります。
    • 規則正しい食事: 1日3食を規則正しく摂り、食事の間隔を空けすぎないようにします。夜遅い時間の食事や、寝る前の間食は避けましょう。
  • 適度な運動習慣:
    • 毎日の活動量を増やす: エレベーターやエスカレーターを使わず階段を使う、一駅分歩く、買い物に行く際は歩くなど、日常生活の中で体を動かす機会を増やしましょう。
    • 有酸素運動: ウォーキングや軽いジョギング、水泳などを週3~5回、1回20分以上行います。可能であれば毎日続けるとより効果的です。
    • 筋力トレーニング: スクワットや腹筋など、簡単な筋トレを週2~3回取り入れることも効果的です。
    • 無理なく続ける: 好きな運動を見つけたり、家族や友人と一緒に行ったりするなど、楽しく継続できる工夫をしましょう。
  • 適正体重の維持: BMI(体格指数)が25未満、特に内臓脂肪の過剰な蓄積がない状態を目指します。既に肥満気味の方は、少しでも体重を減らすことから始めましょう。
  • 禁煙: 喫煙は糖尿病の発症リスクを高めるだけでなく、合併症を強力に悪化させます。禁煙は最も重要な予防策・合併症対策の一つです。
  • 節度ある飲酒: アルコールの摂りすぎは血糖コントロールを乱したり、膵臓に負担をかけたりします。適量(男性で日本酒1合程度、女性でその半分程度まで)を守り、週に1~2日は休肝日を設けましょう。
  • 十分な睡眠: 睡眠不足は血糖コントロールを悪化させる可能性があります。十分な睡眠時間を確保し、睡眠の質を高めることも大切です。
  • ストレス管理: ストレスは血糖値に影響を与えるだけでなく、過食や運動不足といった不健康な行動につながることもあります。自分に合ったストレス解消法を見つけましょう。

定期的な健康診断の重要性

2型糖尿病は、自覚症状がないまま進行することが多いため、定期的な健康診断や人間ドックを受けることが早期発見には非常に重要です。

特に、血縁者に糖尿病患者がいる、肥満気味である、過去の健診で血糖値が少し高めだと指摘されたことがある、運動不足である、不健康な食生活を送っている、といったリスク要因を持つ方は、積極的に健康診断を受けることをお勧めします。

健康診断で血糖値やHbA1cの異常を指摘された場合は、「まだ大丈夫だろう」と放置せず、必ず医療機関を受診しましょう。専門医による詳しい検査とアドバイスを受けることで、糖尿病の発症を予防したり、早期に適切な管理を開始したりすることができます。早期発見と早期からの対応が、糖尿病の重症化や合併症を防ぐための最も有効な手段です。

【まとめ】2型糖尿病の理解と管理のために

2型糖尿病は、現代社会において非常に多くの人が抱える健康課題です。生活習慣病としての側面が強く、遺伝的な体質に加え、日々の食生活や運動習慣が発症に深く関わっています。初期には自覚症状がほとんどないため、気づかないうちに病状が進行し、失明や腎不全、心筋梗塞、脳卒中といった重篤な合併症を引き起こすリスクを伴います。

しかし、2型糖尿病は「管理する病気」です。早期に発見し、食事療法、運動療法を基本とした適切な治療や生活習慣の改善を継続することで、血糖値を良好にコントロールし、合併症の発症や進行を効果的に防ぐことが可能です。また、病状によっては薬物療法なしで血糖値が安定する「寛解」を目指すこともできます。

この記事を通じて、2型糖尿病の原因や症状、診断、治療法、そして何よりも合併症の怖さとその予防の重要性について理解を深めていただけたなら幸いです。

もし、ご自身の血糖値や生活習慣に不安がある方、健康診断で血糖値の異常を指摘された方は、迷わず医療機関を受診し、医師や医療スタッフに相談してください。専門家のアドバイスを受けながら、あなた自身の健康を守るための第一歩を踏み出しましょう。適切な知識と行動が、糖尿病とともに健やかに生きるための鍵となります。


免責事項: 本記事は一般的な情報提供を目的としており、医学的な診断や治療を推奨するものではありません。個別の症状や治療については、必ず医師にご相談ください。また、情報は執筆時点のものであり、最新の医療情報やガイドラインを反映していない可能性があります。

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