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1型糖尿病の基礎知識|症状・原因・2型との違いを徹底解説

[2025.06.29]

1型糖尿病は、膵臓のβ細胞が破壊されることによってインスリンがほとんど分泌されなくなる自己免疫疾患です。
インスリンは血糖値を下げる唯一のホルモンであり、これが不足すると血糖値が非常に高くなり、様々な症状や合併症を引き起こします。
この病気は、子どもや若い人に多く発症しますが、成人してから発症することもあります。
この記事では、1型糖尿病の原因から症状、診断、治療法、そして2型糖尿病との違いまで、患者さんやそのご家族が知っておくべき基本的な情報を分かりやすく解説します。
正しい知識を身につけ、病気と向き合うための一助となれば幸いです。

1型糖尿病とは?(原因,症状,診断)

1型糖尿病は、糖尿病全体の約5〜10%を占める病気です。
生活習慣病とされる2型糖尿病とは異なり、その発症メカニズムは大きく異なります。
インスリンを分泌する膵臓のβ細胞が、免疫システムの異常によって攻撃され、破壊されてしまう病気です。
これにより、体はインスリンをほとんど、あるいは全く作れなくなり、血糖値の調節ができなくなります。

1型糖尿病の原因は?自己免疫疾患との関係

1型糖尿病は、自己免疫疾患の一種と考えられています。
本来、私たちの体を病原体から守るはずの免疫システムが、何らかの異常によって自分自身の体を攻撃してしまう病気です。
1型糖尿病の場合、この攻撃の標的となるのが膵臓のβ細胞です。

なぜ膵臓のβ細胞が壊されるのか

膵臓のランゲルハンス島にあるβ細胞は、血糖値に応じてインスリンを分泌する重要な役割を担っています。
1型糖尿病では、免疫細胞の一種であるT細胞などが、誤ってこのβ細胞を「異物」と認識し、攻撃して破壊してしまいます。
この攻撃はゆっくりと、あるいは比較的急速に進行することがあります。

なぜこのような自己免疫の異常が起こるのか、正確なメカニズムは完全には解明されていません。
遺伝的な要因と環境要因が複雑に絡み合って発症すると考えられています。

遺伝や環境要因は影響する?

1型糖尿病の発症には、確かに遺伝的な素因が関わっています。
特定のHLA(ヒト白血球型抗原)の型を持っている人は、そうでない人に比べて1型糖尿病を発症しやすいことが分かっています。
しかし、遺伝的素因がある人が必ず発症するわけではなく、また家族に1型糖尿病の人がいなくても発症することもあります。
これは、遺伝要因だけでなく、何らかの環境要因が引き金となって自己免疫反応が活性化されると考えられているためです。

環境要因としては、ウイルス感染(コクサッキーウイルスやムンプスウイルスなど)、特定の食品成分(牛乳など)、腸内細菌の変化などが研究されていますが、まだ決定的な原因は特定されていません。
これらの要因が、遺伝的素因を持つ人の免疫システムに影響を与え、β細胞への自己攻撃を引き起こす可能性が示唆されています。

1型糖尿病の代表的な初期症状

1型糖尿病の症状は、β細胞の破壊が進行し、インスリン分泌量が大きく減少した段階で急激に現れることが多いのが特徴です。
特に子どもや若い人の場合、風邪や胃腸炎など他の病気と間違われることもありますが、以下のような症状が現れたら注意が必要です。

急激な体重減少と疲労感

インスリンが不足すると、ブドウ糖を細胞に取り込んでエネルギーとして利用することができなくなります。
体はエネルギーを得るために、筋肉や脂肪を分解し始めます。
このため、食事をしっかり摂っているにもかかわらず、数週間から数ヶ月の間に急激に体重が減少することがあります。
また、ブドウ糖がエネルギーとして使えないため、体が常にエネルギー不足の状態となり、強い疲労感やだるさを感じるようになります。

強い喉の渇きと多尿

高血糖が続くと、血液中のブドウ糖濃度が高くなります。
体はこの余分なブドウ糖を尿として排泄しようとします。
ブドウ糖が尿中に大量に排出される際に、水分も一緒に引き連れて排泄されるため、尿の量が増え(多尿)、トイレに行く回数が増えます。
体から水分が失われると、喉が異常に渇く(口渇)ようになり、水分をいくら飲んでも渇きが癒えない状態になります。
特に、夜間に何度もトイレに起きるようになったり、水分摂取量が異常に増えたりする場合は注意が必要です。

その他の注意すべき症状

上記以外にも、以下のような症状が現れることがあります。
これらの症状は、高血糖やそれに伴う脱水などが原因で起こります。

  • かすみ目: 高血糖により目のレンズである水晶体の浸透圧が変化し、一時的に視力が低下したり、かすんで見えたりすることがあります。
  • 食欲不振・吐き気・腹痛: 特に高血糖が進行し、糖尿病ケトアシドーシスと呼ばれる状態になると、吐き気や腹痛、食欲不振が現れることがあります。
  • 手足のしびれ: 高血糖が長く続くと、末梢神経に障害が起こり、手足のしびれや感覚の異常を感じることがあります。初期症状としては稀ですが、注意が必要です。
  • 皮膚の乾燥やかゆみ: 高血糖や脱水により、皮膚が乾燥しやすくなり、かゆみを感じることがあります。
  • 感染症にかかりやすい: 高血糖状態では免疫機能が低下しやすいため、膀胱炎や皮膚感染症などの感染症にかかりやすくなることがあります。

これらの症状は、他の病気でも見られることがあるため、自己判断せずに医療機関を受診し、正確な診断を受けることが重要です。
特に急激な症状の出現は、速やかな治療が必要なサインです。

1型糖尿病はどのように診断される?

1型糖尿病の診断は、主に血糖値やHbA1cの値、そして自己抗体の有無などを調べる血液検査によって行われます。
症状や病歴と合わせて総合的に判断されます。

血糖値検査とHbA1c

糖尿病の診断には、以下の血糖値の基準が用いられます。

検査の種類 診断基準
早朝空腹時血糖値 126mg/dL以上
随時血糖値 200mg/dL以上(糖尿病の典型的な症状がある場合)
75gOGTT(ブドウ糖負荷試験)2時間値 200mg/dL以上

1型糖尿病の場合、これらの血糖値が非常に高い値を示すことがほとんどです。
HbA1c(ヘモグロビン・エーワンシー)は、過去1〜2ヶ月間の平均的な血糖コントロール状態を示す指標です。
赤血球中のヘモグロビンにブドウ糖がどのくらい結合しているかを示し、HbA1cが高いほど平均血糖値が高かったことを意味します。
糖尿病の診断基準としては、HbA1c値が6.5%以上が一つの目安となります。
1型糖尿病の診断時も、高血糖状態が続いていることが多いため、高いHbA1c値を示すことが一般的です。

自己抗体検査

1型糖尿病の診断において、2型糖尿病との鑑別や病態の評価に非常に重要な役割を果たすのが自己抗体検査です。
1型糖尿病の患者さんでは、膵臓のβ細胞の成分に対する自己抗体が検出されることが多いです。
代表的な自己抗体には以下のようなものがあります。

  • GAD抗体(抗グルタミン酸脱炭酸酵素抗体): 1型糖尿病の患者さんの約8割で陽性となります。発症前から検出されることもあります。
  • IA-2抗体(抗インスリンoma associated protein-2抗体): 1型糖尿病の患者さんの約6割で陽性となります。
  • IAA(抗インスリン抗体): 特にインスリン治療を開始していない若い発症の患者さんで検出されやすい抗体です。
  • ZnT8抗体(抗亜鉛トランスポーター8抗体): 比較的新しい抗体で、他の自己抗体が陰性でも検出されることがあります。

これらの自己抗体のうち、一つでも陽性であれば、自己免疫機序によってβ細胞が破壊されている可能性が高く、1型糖尿病であると強く示唆されます。

また、膵臓のインスリン分泌能力を評価するために、Cペプチドという物質の量を測定することも重要です。
Cペプチドはインスリンが作られる際に一緒にできる物質で、インスリン分泌量と相関します。
1型糖尿病ではβ細胞が破壊されているため、Cペプチドの値が著しく低い、あるいは測定限界以下となります。

これらの検査結果と、急激な発症、年齢などを総合的に考慮して、最終的に1型糖尿病と診断されます。

1型糖尿病の治療法と血糖値コントロール

1型糖尿病の治療は、失われたインスリンの働きを補う「インスリン補充療法」が中心となります。
これに加え、血糖値を適切に保つための食事療法や運動療法、そしてきめ細やかな血糖測定と管理が不可欠です。
治療の最大の目標は、良好な血糖コントロールを維持し、急性合併症(糖尿病ケトアシドーシス、重症低血糖)を防ぎ、将来的な慢性合併症の発症や進行を抑制することです。

インスリン補充療法の基本

1型糖尿病では、膵臓からのインスリン分泌がほとんどないため、外部からインスリンを補充することが生命維持に不可欠です。
インスリン補充療法には、様々な種類のインスリン製剤を組み合わせて使用し、健康な人のインスリン分泌パターン(基礎分泌と追加分泌)を模倣するように投与するのが一般的です。

さまざまなインスリンの種類と使い方

インスリン製剤は、作用が始まるまでの時間(作用発現時間)と、効果が持続する時間(作用持続時間)によって、いくつかの種類に分類されます。

インスリンの種類 作用発現時間 作用のピーク 作用持続時間 主な使い方
超速効型インスリン 10〜20分 1〜3時間 3〜5時間 食事の直前(5〜10分前)に投与し、食後の血糖上昇を抑える
速効型インスリン 30〜60分 2〜4時間 5〜8時間 食事の30分前などに投与。現在は超速効型が主流。
中間型インスリン 1〜3時間 8時間前後 18〜24時間 1日1〜2回投与し、基礎分泌を補う。現在は持効型が主流。
持効型インスリン 1〜2時間 ピークなし 24時間以上 1日1回決まった時間に投与し、基礎分泌を補う。
混合型インスリン 超速効型/速効型と中間型を混合 複数 18〜24時間 1日2回投与など、食事のタイミングに合わせて。

通常、1型糖尿病の患者さんは、基礎分泌を補うために「持効型インスリン」または「中間型インスリン」を1日1回または2回、そして食事による血糖上昇に対応するために「超速効型インスリン」または「速効型インスリン」を毎食前に投与する強化インスリン療法を行います。
注射器やペン型インスリン製剤を使用して、皮下注射で投与します。

インスリンポンプ療法

インスリンポンプ療法(CSII: Continuous Subcutaneous Insulin Infusion)は、小型のインスリンポンプを使って、超速効型または速効型インスリンを少量ずつ持続的に皮下投与する方法です。
基礎分泌にあたるインスリンを24時間少量ずつ注入し(持続注入)、食事やおやつの前にはポンプを操作して必要な量のインスリンを追加注入(ボーラス注入)します。

インスリンポンプ療法には、以下のようなメリットがあります。

  • より生理的なインスリン補充: 健康な人のインスリン分泌パターンに近い補充が可能です。
  • 血糖変動の改善: 細かい単位でのインスリン調整が可能となり、血糖値の変動を抑えやすくなります。特に夜間の低血糖や早朝の血糖上昇(暁現象)の改善に有効な場合があります。
  • 注射回数の減少: 1日の注射回数が減り、利便性が向上します。

一方で、ポンプ装着の手間や、機器の取り扱いに関する習熟が必要、留置場所の皮膚トラブルの可能性などのデメリットもあります。
患者さんのライフスタイルや病状、そして本人の希望を考慮して、適応が判断されます。

近年では、持続血糖測定器(CGM)とインスリンポンプが連携し、血糖値を予測して自動的にインスリンの基礎注入量を調節したり、低血糖を予測して注入を一時的に停止したりするシステム(SAP: Sensor Augmented Pump、または人工膵臓に近いクローズドループシステム)の開発・実用化も進んでいます。

血糖自己測定(SMBG)と持続血糖測定(CGM)

良好な血糖コントロールを達成するためには、自分の血糖値が今どのくらいなのかを知ることが非常に重要です。
血糖測定には、血糖自己測定(SMBG)と持続血糖測定(CGM)があります。

血糖自己測定(SMBG: Self-Monitoring of Blood Glucose) は、指先などから採取した少量の血液を、血糖測定器のセンサーに付けて血糖値を測定する方法です。
食事の前、食後、就寝前、運動の前後など、医師や管理栄養士の指導のもと、1日に複数回測定します。
SMBGのメリットは手軽さとコストですが、測定はあくまでも「点」の情報であり、血糖値がどのように変動しているのか、「線」での把握は難しいという側面があります。

持続血糖測定(CGM: Continuous Glucose Monitoring) は、細いセンサーを皮膚の下に留置し、皮下の間質液中のブドウ糖濃度を連続的に測定する方法です。
測定データは数分おきに送信され、専用の機器やスマートフォンでリアルタイムの血糖値トレンドやグラフを確認できます。
CGMのメリットは、血糖値の変動パターン、特に食後や夜間の血糖変動、低血糖や高血糖が起こりやすい時間帯などを詳細に把握できることです。
これにより、インスリン量の調整や食事・運動のタイミングの改善に役立ちます。
センサーは通常、数日〜2週間程度で交換が必要です。

最近では、フラッシュグルコースモニタリング(FGM)と呼ばれる、センサーを装着してリーダーやスマホをかざすだけで測定できる簡便なCGMデバイスも普及しており、多くの1型糖尿病患者さんが活用しています。

SMBGとCGMを組み合わせて活用することで、より包括的に血糖コントロールの状態を把握し、日々のインスリン量や生活習慣の調整に役立てることができます。

食事療法と運動療法の重要性

1型糖尿病の治療において、インスリン療法は中心ですが、食事療法と運動療法も血糖コントロールを安定させるために非常に重要です。

食事療法は、単に食べる量を制限することではなく、適切なエネルギー量と栄養バランスを保ちながら、血糖値の急激な変動を抑えることを目的とします。
特に、炭水化物の摂取量が血糖値に大きく影響するため、炭水化物の量を把握する「カーボカウント」という手法を用いることがあります。
食品に含まれる炭水化物の量を計算し、それに基づいて必要なインスリン量(超速効型や速効型)を調整します。
また、食物繊維を多く含む食品を選んだり、食事を規則正しい時間に適量摂ることも重要です。
管理栄養士と相談しながら、個々のライフスタイルや好みに合わせた無理のない食事計画を立てることが大切です。

運動療法は、体のブドウ糖利用を促進し、インスリンの効果を高める(インスリン感受性を改善する)効果があります。
これにより、血糖値を下げる助けとなります。
また、心肺機能の向上、体重管理、ストレス解消など、全身の健康にも良い影響を与えます。
ウォーキング、ジョギング、水泳などの有酸素運動を中心に、筋力トレーニングも組み合わせるとより効果的です。
運動を行う際は、以下の点に注意が必要です。

  • 低血糖の予防: 運動中はブドウ糖の消費が増えるため、低血糖を起こしやすくなります。運動前後の血糖測定、補食の準備、運動中の体調変化への注意が必要です。
  • 運動の種類や強度: 個々の体力や病状に合わせて、医師と相談しながら適切な運動の種類や強度、時間を決めます。
  • 運動のタイミング: 食事やインスリン注射のタイミングによっては血糖値が大きく変動する可能性があるため、運動する時間帯も考慮が必要です。

食事療法と運動療法は、インスリン療法と組み合わせて行うことで、より安定した血糖コントロールを目指すことができます。
自己判断で行わず、必ず医療チーム(医師、管理栄養士、看護師、理学療法士など)の指導のもとで行いましょう。

1型糖尿病は深刻?合併症のリスクと予防

1型糖尿病は、適切に血糖コントロールができない状態が続くと、様々な急性および慢性合併症を引き起こす可能性があります。
これらの合併症は、生活の質を著しく低下させたり、生命に関わることもあります。
しかし、良好な血糖コントロールを維持することで、合併症の発症を遅らせたり、その進行を抑えたりすることが可能です。

1型糖尿病の急性合併症

急性合併症は、血糖値が急激に異常な状態になることで短時間のうちに起こる合併症です。
適切な処置が遅れると、意識障害などに陥る危険性があります。

糖尿病ケトアシドーシスとは

糖尿病ケトアシドーシスは、インスリンが極端に不足した状態のときに起こる非常に危険な急性合併症です。
インスリンがないと、体はブドウ糖をエネルギーとして利用できなくなるため、代わりに脂肪を分解してエネルギーを得ようとします。
この脂肪分解の際に「ケトン体」という物質が大量に生成され、血液中に蓄積されます。
ケトン体は酸性であるため、血液が酸性に傾き(アシドーシス)、様々な臓器に悪影響を及ぼします。

糖尿病ケトアシドーシスの主な症状は以下の通りです。

  • 強い喉の渇き
  • 多尿
  • 倦怠感
  • 吐き気、嘔吐、腹痛
  • 意識が朦朧とする、意識障害
  • 深く速い呼吸(クスマウル呼吸)
  • 呼気からの甘酸っぱい臭い(アセトン臭)

これらの症状が現れた場合は、直ちに医療機関を受診する必要があります。
治療は、点滴による水分・電解質の補充、インスリンの静脈内投与、ケトン体の排除などが行われます。
原因としては、インスリン注射の中断、感染症、シックデイ(発熱や下痢などで体調を崩したとき)などが挙げられます。

重症低血糖への対処

低血糖は、血糖値が必要以上に低くなった状態(一般的に70mg/dL未満)を指します。
インスリン治療を行っている患者さんにとって、常に注意が必要な合併症です。
特に血糖値が50mg/dL未満になると、意識障害や痙攣などの重症低血糖を引き起こす可能性があります。

低血糖の主な症状は以下の通りです(初期症状から進行するにつれて)。

  • 初期症状: 空腹感、冷や汗、手の震え、動悸、顔面蒼白、不安感
  • 進行した症状: 目のかすみ、集中力の低下、眠気、頭痛、めまい、手足のしびれ
  • 重症症状: 錯乱、異常行動、意識障害、痙攣

重症低血糖に陥ると、自分で対処できなくなるため、周囲の人の助けが必要になります。
低血糖の症状を感じたら、意識があるうちに速やかにブドウ糖(約10g、例:ブドウ糖タブレット、砂糖、清涼飲料水など)を摂取し、15分後にもう一度血糖値を測定して、回復を確認します。
回復しない場合は、再度ブドウ糖を摂取します。
意識がない場合は、口の中に物を入れると窒息の危険があるため、医療スタッフや家族などがグルカゴン(血糖を上げるホルモン)を注射するなどの処置が必要です。

低血糖の原因としては、インスリン量の過多、食事量の不足、食事時間の遅れ、過度な運動、飲酒などが挙げられます。
日頃から血糖測定を頻繁に行い、低血糖の症状を理解しておくことが予防につながります。
また、常にブドウ糖などを携帯しておくことが大切です。

1型糖尿病の慢性合併症

慢性合併症は、高血糖状態が数年から数十年続くことによって、全身の細い血管や太い血管が障害されて起こる合併症です。
特に、細い血管が障害される細小血管合併症として、糖尿病腎症、糖尿病網膜症、糖尿病神経障害が知られており、「糖尿病の3大合併症」と呼ばれています。

糖尿病腎症、網膜症、神経障害

  • 糖尿病腎症: 腎臓の小さな血管が傷つき、腎臓の機能が徐々に低下する病気です。初期には自覚症状がほとんどなく、尿中に微量のタンパク質が出る「微量アルブミン尿」から始まります。進行すると、むくみ、貧血、高血圧などが現れ、最終的には腎不全となり、人工透析が必要となることもあります。定期的な尿検査(アルブミン測定)や血液検査(クレアチニン値など)による早期発見と、厳格な血糖コントロール、血圧コントロールが重要です。
  • 糖尿病網膜症: 目の奥にある網膜の小さな血管が傷つき、視力が低下したり、失明に至ることもある病気です。初期には全く自覚症状がないことが多く、進行しても中心の視力は保たれることがあるため、気づきにくいことがあります。網膜の血管が詰まったり、出血したり、新生血管が生えたりすることで病気が進行します。進行すると硝子体出血や網膜剥離を起こし、急激な視力低下を招きます。定期的な眼底検査による早期発見と、レーザー光凝固術や硝子体注射などの治療が行われます。
  • 糖尿病神経障害: 高血糖により、全身の神経が傷つく病気です。特に手足の末梢神経が障害されやすく、しびれ、痛み、感覚の鈍麻などが現れます。足の感覚が鈍くなると、傷や火傷に気づきにくくなり、足病変(潰瘍や壊疽)のリスクが高まります。また、自律神経が障害されると、立ちくらみ、胃腸の不調(胃もたれ、下痢、便秘)、排尿困難、ED(勃起障害)などが起こることがあります。血糖コントロールに加え、症状に応じた対症療法が行われます。日頃からのフットケア(足の観察と手入れ)も非常に重要です。

これらの細小血管合併症は、血糖コントロールが良好であれば、発症を遅らせたり、進行を食い止めたりすることが可能です。
診断された早い段階から、定期的な検査を受け、医療チームと連携して治療に取り組むことが大切です。

心血管疾患リスク

1型糖尿病の患者さんは、そうでない人に比べて、心筋梗塞、脳卒中、狭心症などの心血管疾患を発症するリスクが高いことが知られています。
これは、高血糖に加えて、高血圧、脂質異常症(高コレステロール血症など)、喫煙などが動脈硬化を進行させるためです。

動脈硬化は、血管の壁が厚く硬くなり、血液の流れが悪くなる状態です。
心臓や脳の血管に動脈硬化が進むと、血栓ができやすくなり、心筋梗塞や脳卒中を引き起こします。
足の血管に動脈硬化が進むと、閉塞性動脈硬化症(ASO)となり、歩行時の痛みや足の潰瘍などを引き起こすことがあります。

心血管疾患のリスクを減らすためには、血糖コントロールだけでなく、以下のリスク因子を管理することが重要です。

  • 血圧コントロール: 目標血圧を達成するために、必要に応じて降圧薬を使用します。
  • 脂質異常症の改善: 食事療法や運動療法に加え、必要に応じて脂質異常症治療薬(スタチンなど)を使用します。
  • 禁煙: 喫煙は動脈硬化の最大のリスク因子の一つです。禁煙は必須です。
  • 適度な運動: 定期的な有酸素運動は、心血管機能の改善に役立ちます。
  • 適正体重の維持: 過体重や肥満は心臓に負担をかけます。

1型糖尿病の治療では、これらのリスク因子を包括的に管理することが、長期的な健康維持に不可欠です。

合併症を予防するためのポイント

1型糖尿病の合併症を予防し、健康な生活を長く続けるためには、日々の努力と医療チームとの連携が欠かせません。
以下のポイントを実践することが重要です。

  1. 厳格な血糖コントロール: 合併症予防の最も基本となるのは、可能な限り目標とする血糖範囲内を維持することです。医師と相談して個別の目標HbA1cを設定し、SMBGやCGMを活用しながら、インスリン量や食事、運動を調整します。極端な高血糖や低血糖を避けることが重要です。
  2. 定期的な検査: 糖尿病腎症、網膜症、神経障害、そして心血管疾患リスクを早期に発見するために、定期的な検査が不可欠です。眼科受診(眼底検査)、尿検査(アルブミン測定)、血液検査(腎機能、脂質など)、神経学的検査、心電図などを、医師の指示に従って定期的に受けましょう。
  3. リスク因子の管理: 血糖値だけでなく、血圧、血中脂質、体重などを適切に管理することが重要です。必要に応じて、これらの治療薬も服用します。
  4. 禁煙: 喫煙は血管を強く傷つけ、合併症のリスクを大幅に高めます。禁煙しましょう。
  5. フットケア: 神経障害や血行障害による足病変のリスクを減らすために、毎日足を観察し、清潔に保ち、適切な靴を選びます。小さな傷でも放置せず、医療機関に相談しましょう。
  6. シックデイ対策: 発熱、下痢、嘔吐などで体調を崩した時(シックデイ)は、血糖値が大きく変動しやすく、ケトアシドーシスなどの急性合併症を起こしやすい状態です。シックデイの対応マニュアルを確認し、自己判断せず早めに医療機関に連絡しましょう。
  7. 歯科受診: 糖尿病患者さんは歯周病にかかりやすく、歯周病は血糖コントロールを悪化させる可能性も指摘されています。定期的に歯科医院を受診し、口腔ケアを行いましょう。

合併症予防は、一日二日の努力ではなく、病気と一生涯向き合う中での継続的な取り組みです。
医療チームと密に連携し、困ったことや不安なことは遠慮なく相談しましょう。

1型糖尿病と2型糖尿病の違い

糖尿病にはいくつかの種類がありますが、最も代表的なのが1型糖尿病と2型糖尿病です。
同じ「糖尿病」という名前がついていますが、その原因、発症のメカニズム、治療法は大きく異なります。
これらの違いを理解することは、病気を正しく認識し、適切な対応をとる上で非常に重要です。

発症のメカニズムと好発年齢の違い

特徴 1型糖尿病 2型糖尿病
発症メカニズム 自己免疫により膵臓のβ細胞が破壊され、インスリン分泌が著しく低下または消失する インスリンの効きが悪くなる(インスリン抵抗性)と、インスリン分泌能力の低下が組み合わさって起こる
原因 自己免疫、遺伝、環境要因の複合 遺伝的素因に加えて、過食、運動不足、肥満、ストレスなどの生活習慣
インスリン分泌 ほとんどない、または全くない 発症初期には分泌されているが、働きが不十分(抵抗性)。進行すると分泌能力も低下する
発症速度 急激(数週間〜数ヶ月)に発症することが多い ゆっくり(数年〜数十年)進行することが多い
好発年齢 子どもや若い人に多いが、成人してから発症することもある 中高年に多いが、最近は若年化している
体型 痩せていることが多い 肥満や過体重が多い

1型糖尿病は、体の免疫システムが自分の膵臓を攻撃する自己免疫反応が主な原因であり、比較的急激に発症します。
インスリンがほとんど分泌されないため、インスリン補充療法が必須となります。
好発年齢は子どもや若い人ですが、成人してから発症する「緩徐進行1型糖尿病(SPID: Slowly Progressive Insulin-dependent Diabetes)」というタイプもあります。

一方、2型糖尿病は、遺伝的な体質に加え、日頃の不適切な食生活や運動不足、肥満、ストレスといった生活習慣が主な原因となって発症します。
インスリンは分泌されているものの、その働きが十分でない(インスリン抵抗性)か、インスリンの分泌能力が低下しているか、あるいはその両方が原因となります。
発症はゆっくりで、初期には自覚症状がないことも多いです。
中高年に多いですが、生活習慣の欧米化に伴い、若い人や子どもにも増えています。

治療アプローチの根本的な違い

1型糖尿病と2型糖尿病では、病気のメカニズムが異なるため、治療アプローチも根本的に異なります。

  • 1型糖尿病: 膵臓のβ細胞が破壊され、インスリンがほとんど分泌されないため、治療の中心はインスリン補充療法となります。生涯にわたってインスリン注射が必要不可欠です。これに加えて、食事療法と運動療法を行います。
  • 2型糖尿病: インスリン抵抗性やインスリン分泌能力の低下が原因であるため、治療はまず食事療法と運動療法による生活習慣の改善から始めます。これだけでは血糖コントロールが不十分な場合に、血糖降下薬(飲み薬)が用いられます。さらに進行してインスリン分泌能力が著しく低下した場合には、インスリン注射が必要となることもあります。

つまり、1型糖尿病ではインスリン治療が必須であるのに対し、2型糖尿病ではインスリン治療は病状が進行した場合の選択肢の一つとなります。

どちらがより深刻?

どちらのタイプの糖尿病がより深刻か、単純に比較することは難しいですが、一般的には1型糖尿病の方が病態としてはより急激かつ重篤になりやすい特性があります。
インスリンが全くない状態が続くと、命に関わる糖尿病ケトアシドーシスを短時間で発症するリスクが非常に高いためです。
また、発症年齢が若いことが多く、病気とともに過ごす期間が長くなるため、慢性合併症を発症するリスクも生涯を通じて高くなります。

しかし、2型糖尿病も長期間高血糖が続けば、1型糖尿病と同様に腎症、網膜症、神経障害といった慢性合併症や、心筋梗塞や脳卒中などの心血管疾患を引き起こします。
特に、日本の糖尿病患者さんの多くは2型であり、これらの合併症による影響は社会全体で考えると非常に大きいものとなっています。

どちらのタイプの糖尿病であっても、最も重要なのは「良好な血糖コントロールを継続する」ことです。
これにより、急性合併症を予防し、慢性合併症の発症や進行を遅らせることができます。
病気のタイプに応じて、適切な治療法を選択し、医療チームとともに病気と向き合うことが大切です。

1型糖尿病と向き合う:日常生活とサポート

1型糖尿病は生涯にわたる管理が必要な病気ですが、適切な治療とケアを行うことで、健やかな生活を送ることが十分に可能です。
病気と上手に付き合っていくためには、日々の生活の中でいくつかの点に気をつけ、また必要に応じて周囲のサポートを得ることが重要です。

日常生活で気をつけること

1型糖尿病の患者さんが日常生活で特に気をつけるべき点は多岐にわたりますが、これらは全て良好な血糖コントロールと合併症予防につながります。

  1. 規則正しいインスリン注射: 医師から指示されたインスリンの種類、量、タイミングを守って、正確に注射することが最も重要です。注射を忘れたり、量を間違えたりすると、血糖値が大きく変動し、危険な状態に陥る可能性があります。
  2. 計画的な食事: 炭水化物の量を意識したバランスの取れた食事を、規則正しい時間に摂ることが大切です。外食や間食をする場合も、インスリン量とのバランスを考え、極端な高血糖や低血糖を避けるように工夫します。管理栄養士のアドバイスは非常に役立ちます。
  3. 運動: 定期的な運動はインスリンの効果を高め、血糖コントロールを助けます。ただし、運動の種類、強度、時間、そしてその時の血糖値によって必要なインスリン量や補食が変わってきます。運動前後の血糖測定を必ず行い、低血糖予防に努めます。
  4. 血糖測定と記録: 医師から指示されたタイミングでSMBGを行い、必要に応じてCGMを活用します。測定した血糖値、インスリン量、食事内容、運動内容などを記録しておくと、血糖変動の原因を把握しやすくなり、治療計画の見直しに役立ちます。
  5. 体調管理: 風邪や感染症などで体調を崩した時(シックデイ)は、血糖値が上昇しやすくなります。シックデイの対応方法を事前に確認しておき、自己判断せず早めに医療機関に連絡しましょう。
  6. 足のケア: 神経障害や血行障害による足病変のリスクを減らすために、毎日足を観察し、清潔に保ち、適切な靴を選びます。小さな傷でも放置せず、医療機関に相談しましょう。
  7. 定期的な受診と検査: 医師の診察を定期的に受け、血糖コントロールの状態を確認し、治療計画を見直します。また、前述の合併症に関する定期的な検査(眼科、腎機能など)も忘れずに受けましょう。
  8. 低血糖対策: 常にブドウ糖や砂糖、清涼飲料水などを携帯し、低血糖の症状を感じたらすぐに摂取できるようにしておきましょう。周囲の人にも低血糖時の対処法を伝えておくことが重要です。
  9. 社会生活: 学校や職場、旅行など、様々な社会生活を送る上で、周囲の理解と協力が得られると安心です。病気について説明したり、低血糖時の対応をお願いしたり、必要であればインスリン注射の場所について配慮を求めたりすることも必要になる場合があります。

精神的なサポートと社会資源

1型糖尿病とともに生きることは、日々の自己管理が求められるため、精神的な負担を感じることも少なくありません。
不安、ストレス、抑うつなどを抱えやすい病気です。
一人で抱え込まず、適切なサポートを得ることが大切です。

  • 医療チームとの連携: 医師、看護師、管理栄養士、薬剤師など、糖尿病の専門知識を持つ医療チームは、治療だけでなく、精神的なサポートや日常生活上のアドバイスも提供してくれます。気軽に相談できる関係を築くことが大切です。
  • 患者会やサポートグループ: 同じ病気を持つ仲間と交流することは、孤独感を軽減し、共感や情報共有を通じて大きな支えとなります。地域の患者会に参加したり、オンラインのコミュニティを利用したりすることができます。日本の主な患者団体として、日本IDDMネットワークなどがあります。
  • 心理的なサポート: 不安や抑うつが強い場合は、精神科医や臨床心理士などの専門家に相談することも有効です。病気との向き合い方やストレスコーピングについて、専門的なアドバイスを得られます。
  • 公的支援制度: 1型糖尿病は、小児慢性特定疾病や、病状によっては難病指定(インスリン依存状態が継続する場合など)の対象となることがあります。これらの制度を利用することで、医療費の助成や様々な支援を受けることができる場合があります。お住まいの自治体や医療機関の相談窓口で確認してみましょう。

病気を受け入れ、前向きに付き合っていくためには、単なる治療だけでなく、精神的な側面や社会的なつながりも非常に重要です。
利用できるサポートは積極的に活用しましょう。

最新の1型糖尿病治療研究と今後の展望

1型糖尿病の治療は、インスリン療法を中心として大きく進歩してきました。
インスリン製剤の進化(作用時間の異なる様々な種類の登場)、注射器具の改良(細い針のペン型注射器、ポンプ療法)、血糖測定技術の進歩(SMBGの普及、CGM/FGMの実用化)により、より良好な血糖コントロールが可能になり、患者さんの生活の質も向上しています。
しかし、完全な治癒には至っておらず、現在も様々な研究が進められています。

今後の展望として期待されている主な分野は以下の通りです。

  1. 人工膵臓(クローズドループシステム): CGMで測定した血糖値データをもとに、コンピューターが自動的にインスリンポンプの注入量を調整するシステムです。現在、一部実用化されていますが、より精度の高い、インスリン注入だけでなくグルカゴンなども併用する完全な人工膵臓システムの開発が進んでいます。これにより、患者さんの日々のインスリン量調整の負担が軽減され、より安定した血糖コントロールが期待されます。
  2. 膵島移植・再生医療: β細胞そのものを体に移植する「膵島移植」は、インスリン注射から解放される可能性がある治療法です。現在は、脳死ドナーからの膵島移植が行われていますが、ドナー不足が課題です。そこで、iPS細胞などからβ細胞を作り出し、これを移植する再生医療の研究が活発に行われています。拒絶反応を抑える技術や、移植した細胞を保護するデバイスの開発も進められています。
  3. 免疫介入療法: β細胞を破壊している自己免疫反応そのものを抑制したり、寛容を誘導したりする治療法の研究です。発症早期に免疫抑制剤を使用したり、特定の免疫細胞に働きかける薬剤を用いたりすることで、残存するβ細胞の機能を温存し、インスリン注射量を減らしたり、一時的に注射が不要になる「寛解期」を延長したりすることを目指しています。
  4. 経口インスリン製剤: 注射ではなく、口から服用できるインスリン製剤の開発も研究されています。消化管で分解されずに吸収される技術などが必要であり、実用化にはまだ課題がありますが、実現すれば患者さんの負担が大きく軽減されます。

これらの研究は、1型糖尿病の患者さんが、より少ない負担で、より健康的な生活を送れる未来、さらには病気を治癒できる未来を目指しています。
すぐに実用化されるものばかりではありませんが、着実に進歩しています。

まとめ:1型糖尿病を正しく理解するために

1型糖尿病は、自己免疫によって膵臓のβ細胞が破壊され、インスリン分泌がほとんど失われる病気です。
子どもや若い人に多いですが、成人してからも発症することがあります。
急激な喉の渇き、多尿、体重減少、疲労感などが代表的な症状で、血糖値やHbA1c、自己抗体検査によって診断されます。

治療の中心は生涯にわたるインスリン補充療法であり、注射器やペン型、インスリンポンプなどを用いて行われます。
これに加え、血糖自己測定や持続血糖測定による日々の血糖管理、そして食事療法と運動療法が不可欠です。

良好な血糖コントロールを維持しないと、糖尿病ケトアシドーシスや重症低血糖といった急性合併症、そして腎症、網膜症、神経障害、心血管疾患といった慢性合併症を引き起こすリスクがあります。
しかし、定期的な検査と日々の適切な管理、そして血圧や脂質といった他のリスク因子の管理を徹底することで、これらの合併症の発症を遅らせたり、進行を抑えたりすることが可能です。

1型糖尿病は生活習慣病である2型糖尿病とは発症メカニズムや治療法が根本的に異なります。
病気のタイプを正しく理解し、それぞれに合った治療法を選択することが重要です。

病気とともに生きていく上で、日々の自己管理は大切ですが、一人で抱え込まず、医療チームや患者会、心理的なサポート、公的支援制度など、利用できる様々なサポートを積極的に活用しましょう。

最新の研究では、人工膵臓、再生医療、免疫介入療法など、より良い治療法や治癒を目指した取り組みが進められています。
これらの進歩は、1型糖尿病の患者さんに希望をもたらすものです。

1型糖尿病は、正しい知識を持ち、病気と上手に付き合っていくことができれば、合併症のリスクを最小限に抑え、自分らしい豊かな人生を送ることが十分可能な病気です。
不安なことや疑問があれば、必ず医療機関で相談し、医療チームとともに病気と向き合っていきましょう。

【免責事項】
この記事は1型糖尿病に関する一般的な情報を提供するものであり、医学的なアドバイスや診断、治療を代替するものではありません。
個々の病状や治療に関する決定は、必ず医師や専門家にご相談ください。
記事の内容によって生じたいかなる損害に対しても、筆者および公開者は一切の責任を負いません。

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